PCメモリ(RAM)は何GB必要?ゲーム・配信・作業用の選び方と増設方法を初心者向けに解説

PCメモリ(RAM)は何GB必要?ゲーム・配信・作業用の選び方と増設方法を初心者向けに解説

自分がBTOでゲーミングPCを購入したとき、メモリは標準の16GBのまま使い始めました。ゲームだけなら問題ありませんでしたが、後から配信やキャプチャーを同時に行うようになって「もう少しメモリがあれば…」と感じる場面が出てきました。増設は後からでもできますが、最初に用途を明確にして選ぶほうが結果的に節約になります。

「メモリって何GB必要なの?」
「8GBと16GBでゲームってそんなに変わるの?」
「増設って自分でできる?」

PCメモリ(RAM)は、PCの動作速度に直結するパーツです。多すぎても意味なく、少なすぎると動作が重くなります。

✅ 結論:ゲーミングPC・在宅ワークPCなら16GBが現在のスタンダード。余裕を持つなら32GB

8GBでは最近のゲームやマルチタスクで不足が目立ちます。この記事ではRAMの選び方と増設方法を初心者向けに解説します。

1. そもそもメモリ(RAM)って何?

メモリ(RAM:Random Access Memory)は、PCが今作業している内容を一時的に置いておく「作業台」のようなものです。

  • メモリ(RAM) = 作業台の広さ。広いほど同時にいろんな作業ができる
  • ストレージ(SSD/HDD) = データの保存棚。保存するための場所
  • CPU = 実際に作業する人。処理能力

メモリが少ないと、作業台が狭くてものがあふれた状態になり、PCの動作が遅くなります。

2. 用途別・必要なメモリ容量の目安

用途 推奨容量 備考
ブラウジング・軽い作業のみ 8GB 最低限。Chrome複数タブで重くなることも
ゲーム(FPS・RPG)+ 普段使い 16GB 現在のスタンダード。余裕を持って使える
重いゲーム + 配信・録画 32GB ゲームしながら配信するなら32GB推奨
動画編集・3DCG・DTM 32GB〜64GB クリエイター向け

最近のゲームは8GBのRAMを要求するタイトルも増えており、ChromeやDiscord、ゲーム実況ソフトなどを同時に動かすと8GBでは不足します。

BTO購入時は16GBと32GBのどちらを選ぶべき?

BTOゲーミングPCをカスタマイズする際、メモリを16GBか32GBにするかで迷う場面があります。どちらが合うかは、用途によって変わります。

16GBで候補になるケース

  • ゲームのみ(Apex Legends・Valorant・マイクラなど)
  • ゲームしながらDiscordを開く程度
  • 配信・録画・動画編集はしない
  • 予算をGPUやSSDに優先して使いたい

32GBを検討するケース

  • ゲームしながら配信・録画を同時に行う
  • ブラウザを複数タブ開きながらゲームする
  • 動画編集など重い作業もPCでこなしたい
  • 長期間使うことを前提に余裕を持たせたい

ただし、メモリだけ多くしても快適さが上がるとは限りません。GPU・CPUとのバランスが先に重要です。予算が限られている場合は、まずパーツの優先順位を整理してから判断することをおすすめします。

→ BTOカスタマイズで何を優先すべきかはBTOカスタマイズの優先順位ガイドも参考になります。

たゆた的には「同時に何を開くか」で考える

メモリ選びで迷ったときは、「容量がいくらか」よりも「同時に何を開いて使うか」を基準に考えると判断しやすくなります。

同時に開くもの メモリの目安
ゲームだけ 16GBで十分なことが多い
ゲーム+Discord 16GBで問題ないことが多い
ゲーム+Discord+ブラウザ(複数タブ) 16GBでも使えるが余裕は少なくなる
ゲーム+配信ソフト(OBSなど) 32GBがあると安心
ゲーム+配信+動画編集 32GBを推奨

「数字の大きさ」ではなく「自分がどう使うか」から考えることで、過剰な出費も容量不足による後悔も防ぎやすくなります。

→ 予算全体のバランスを確認したい場合はゲーミングPC予算シミュレーターも活用できます。

3. DDR4とDDR5の違い

メモリには世代があります。2024〜2026年現在、主流はDDR4DDR5です。

規格 転送速度 特徴 対応CPU/MB
DDR4 2133〜3200MHz こなれた価格、安定性高い Intel 12世代以前、Ryzen 5000番台以前
DDR5 4800MHz〜 高速だが価格高め。最新CPU向け Intel 12世代以降、Ryzen 7000番台以降

重要:DDR4とDDR5は互換性がありません。マザーボードが対応している規格を必ず確認してから購入しましょう。

4. デュアルチャンネルとは?なぜ2枚刺しが良いのか

メモリは同じ容量のものを2枚刺し(デュアルチャンネル)にすることで、転送速度がほぼ2倍になります。

  • 16GB × 1枚 よりも 8GB × 2枚の方が速い
  • 32GB なら 16GB × 2枚 がベスト

ゲーミングPCを買うときや増設するときは、2枚1セット(デュアルチャンネルキット)を選ぶようにしましょう。

あとから増設できるかも確認しておきたい

「とりあえず16GBで始めて、足りなくなったら増設する」という考え方は場合によっては有効です。ただし、購入前に以下の点を確認しておくと安心です。

増設しやすい環境

  • デスクトップBTO PCで空きメモリスロットがある
  • 購入時のメモリが2枚刺し(デュアルチャンネル)構成になっている
  • 同一規格のメモリが入手しやすい

増設しにくい・最初から多めにした方がよいケース

  • 薄型ノートPCや小型PCはメモリが基板に直付けで増設不可のことがある
  • スロットが2つしかなく、16GB×1枚構成の場合は増設時にシングルチャンネルになるリスクがある
  • 保証期間中に自己開封すると保証が失われる場合がある

デスクトップPCなら比較的増設しやすいですが、購入前に「空きスロット数」「メモリ規格」「保証条件」を確認しておくと後悔が少なくなります。手間を省きたい場合や、将来の用途が広がりそうな場合は、最初から32GBにしておく選択肢も検討してみてください。

→ メモリを含むパーツ構成の比較詳細はメモリ選び方まとめも参考にしてください。

5. メモリの増設方法(基本の流れ)

デスクトップPCのメモリ増設は比較的簡単です。基本の流れを紹介します。

① 今のメモリを確認する
Windowsの「タスクマネージャー」→「パフォーマンス」→「メモリ」で現在の容量・規格・空きスロット数を確認できます。

② マザーボードの対応規格を調べる
マザーボードの型番を調べて、対応するDDR世代・最大容量・スロット数を確認します。

③ 互換性のあるメモリを購入する
メモリメーカーの「互換性リスト」で検索すると安心です。Crucial・Kingston・Corsairなどの大手メーカーが信頼性高いです。

④ 静電気対策をしてから取り付ける
静電気でパーツが壊れることがあるため、金属に触れて放電してから作業しましょう。スロットに差し込んでカチッとロックがかかればOKです。

ノートPCはメモリがオンボード(マザーボードに直付け)で増設できない機種も多いため、購入前に仕様を確認することが重要です。

6. 失敗しないために確認すること

① 規格(DDR4 or DDR5)を間違えない
自分のマザーボードがDDR4対応なのにDDR5を買っても使えません。型番を検索して必ず確認。

② ノートPCは増設できないことも多い
薄型ノートPCはメモリがはんだ付けされていて増設不可のことがあります。購入時から必要な容量を選ぶことが大切です。

③ 容量より「速度クロック」は気にしすぎない
初心者のうちはクロック数(MHz)よりも容量(GB)を優先しましょう。DDR4-3200 → DDR4-3600の差は体感しにくいです。

7. よくある質問(FAQ)

Q. 8GBから16GBに増やすとゲームは変わりますか?

A. はっきり変わるケースが多いです。特にオープンワールド系やマルチタスクでのカクつきが改善されます。Fortnite・Apex Legendsなどは16GBが推奨スペックになっています。

Q. メモリは多ければ多いほど良いですか?

A. 用途に合った容量があればそれ以上は効果が薄いです。ゲームのみなら32GB以上はほぼ意味がありません。動画編集や配信をするなら32GBは投資する価値があります。

Q. Macのメモリ増設はできますか?

A. 最近のMacはApple SiliconチップにメモリがUnified Memory(統合メモリ)として一体化されているため増設できません。購入時に必要な容量を選ぶ必要があります。

Q. メーカーが違うメモリを混在させても大丈夫ですか?

A. 動く場合もありますが、基本的には同一メーカー・同一規格・同一容量のメモリを2枚1セットで使うことを推奨します。混在させると認識されないトラブルが起きることがあります。

8. まとめ

  • ゲームPC・在宅ワークPCは16GBがスタンダード
  • ゲーム配信・録画をするなら32GBが安心
  • DDR4とDDR5は互換性なし。マザーボードの対応規格を必ず確認
  • 同容量2枚のデュアルチャンネル構成が速度面でおすすめ
  • ノートPCは購入時から16GB以上を選ぶのが安全

✅ 結論まとめ

状況 推奨容量
ゲームのみ・普通の使い方 16GB(8GB×2)
ゲーム + 配信 / 録画 32GB(16GB×2)
動画編集・クリエイター 32〜64GB
軽作業・ブラウジングのみ 8GB(最低限)

📋 メモリを増設したら、次はボトルネックを確認

メモリだけ増やしても改善しない場合、CPU・GPUが原因のことがあります。